■設計と契約時期

■設計と契約時期

設計する過程は、基本設計と実施設計に大きく分類されます。

簡単に説明するなら

●基本設計

打ち合わせをしていく中で
建築主の求めるものを設計者が理解する。
それを基本の設計図として、書き上げていく。
その中で、何度も打ち合わせを重ねていく。

●実施設計

基本設計をもとに、実際に工事するためのすべての図面を完成させる。
それをもとに、工事費を算出(=見積もり)し、予算と合わない場合などは修正を行う。
実施設計が終わると工事を開始する。

このように分けられるが、お客さんからしてみれば
基本設計も実施設計の違いなどを気にする必要はない。

●大事なのは『契約』である。
実施設計に入る前に契約するようになっている場合が多い。

しかし、契約する段階で見積もりをしっかり出さない相手もいる。
また、見積もりが「●●一式:1800万円」という内容のものもある。
予算と合わなくなる原因の一番はこれである。
はっきり言って、お勧めできない。

見積もりもはっきりしないのに、契約して
「こんなはずじゃなかった」
と後悔される人が多いので注意が必要。

お客さんが知りたいのは
●どれだけ費用がかかるのか
これは相手も十分にわかっている。
それでも、契約を急ぐような相手に安心できますか?
安心できないときは、急がないようにしましょう。

経験のある設計者なら、基本設計の段階で
だいたいの予算を想定することはできる。

私が勤めていた設計事務所では
契約時に決めた予算内にちゃんと収まっていた。
それは、しっかりとした見積もりと
もしその後何かあっても、お客さんと打ち合わせを重ね、修正し
両者が納得する形で工事をしていたから。

また、最終的な予算と当初のお客さんの予算はほぼ同じであった。

●まとめ●

設計の段取りよりも、契約のタイミングが非常に大切。

見積もりもはっきりしないのに、契約を急がせる相手は要注意。

お客さんのことを考えれば、そんなことはしないはず。

安心を自分で確認してから契約をする。

契約するかは、お客さんが決められることです。

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